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笠置シヅ子の娘(亀井エイ子)の現在は?結婚や年齢などを深堀り!

2023年10月2日から2024年3月29日まで放送された、NHKの連続テレビ小説「ブギウギ」は、俳優水谷豊と伊藤蘭の一人娘の趣里が、2471人が応募したオーディションを勝ち抜き主役を演じました。

このドラマは、戦後ブギの女王として一世を風靡した歌手・女優の笠置シヅ子を題材にしたフィクションです。

このNHK朝のテレビ小説がきっかけで、戦後活躍した笠置シヅ子は再び注目される事となります。

そこで笠置シヅ子の人生とその娘の現在について順番に見ていきたいと思います。

 

笠置シヅ子について

本名:亀井静子

1914年8月25日生~1985年3月30日没

1914年に香川県で郵便局員だった父とお手伝いとして同居していた母との間に誕生しますが、豪農で名家だった父の家は貧しい家の出の母との結婚を許さずシヅ子の生まれた翌年には、シヅ子を認知する事なく父は25歳の若さで他界しました。

その後母はシヅ子を連れて実家へ戻ります。

時を同じくして自身の出産のために実家へ帰省していた近所の亀井うめは、母の母乳の出が悪くいつも泣いているシヅ子を不憫に思い、自分の乳を与えるようになりました。

乳を与えているうちにシヅ子はうめになつき、うめもシヅ子を可愛がるようになり最終的にはうめの養女として大阪へ連れて帰りました。

シヅ子は5歳から踊りや三味線を習い、小学校では歌が上手で通信簿で甲を取り続けました。

家業の銭湯の脱衣所で歌や踊りを披露すると評判になり、芝居小屋から熱望されて子役で出演したことも。

尋常小学校卒業後、好きな踊りや歌を学ぶため宝塚音楽歌劇学校を受験しますが、小柄な体系が理由で不合格になりました。

シヅ子はめげずに松竹楽劇部生徒養成所へ出向き、直接交渉してテストなしで入所を勝ち取ります。

その後下積み時代を経て1934年日本コロムビアから「恋のステップ」で歌手デビューを果たします。

 

吉本頴右との出会いと別れ

1943年6月、名古屋公演中だった笠置シヅ子の楽屋に吉本興業の社員と吉本頴右(吉本興業の創業者吉本せいの次男)がやってきました。以前から笠置シヅ子のファンだった吉本頴右が、吉本興業の社員に頼み込んでシヅ子を紹介してもらったのでした。

出会った時シヅ子は30歳、吉本頴右は21歳と9歳も年下だったので最初は弟のように思っていましたが、東京でお互いの家を行き来して交流するうちに意識するようになり交際が始まりました。

戦時中はシヅ子の仕事は少なく暗黒な時を過ごしていましたが、プライベートでは吉本頴右と一緒で幸せな時間を過ごすのでした。

吉本頴右は吉本興業創業者の次男ですが、長男が亡くなっていたのでゆくゆくは吉本興業を継ぐ身でした。

吉本頴右の母親せいはシヅ子との交際を反対していましたがシヅ子の妊娠がわかると、芸能界を引退する事を条件に頴右との結婚を認めました。

妊婦でありながらジャズ・カルメンの公演をやり遂げた後、シヅ子は家や家具を買い結婚の準備をしていました。

吉本頴右はジャズ・カルメンの公演中に上京する予定でしたが、体調を崩し公演が終わっても来ることができませんでした。

シヅ子は大阪の吉本頴右の元へ見舞に行こうとしますが、出産予定日が近く周りからの説得により諦めます。

出産予定日を過ぎていたため入院していたシヅ子は病院で吉本頴右が亡くなったことを知らされます。

大きな衝撃と悲しみに打ちひしがれるシヅ子でしたが、吉本頴右が亡くなってから2週間後の1947年6月1日に娘を無事出産、エイ子と名付けました。これは父親の吉本頴右が生前につけた名前でした。

結婚する前に父親の頴右が亡くなっているため、エイ子は認知されませんでした。

シヅ子も自分が生まれてすぐに父親をなくし、認知されなかった経験から、娘のエイ子も自分と同じような境遇にならないよう強い決意でシングルマザーとして育てました。

 

笠置シヅ子恐喝未遂事件

1954年3月31日に笠置シヅ子宅に“天神橋の下に6万円置かなければ娘を殺す”という脅迫状が届きました。

シヅ子のマネージャーがお金を渡そうと指定された場所で待っていたところ、現れた犯人は張り込んでいた刑事に逮捕されました。当時ブギの女王として成功していた笠置シヅ子はお金があるだろうと目ろんだ30歳男の仕業でした。

この犯人は翌年の9月にも懲りずにシヅ子を脅し再逮捕されています。

シヅ子は自分の弱みに付け込まれた恐怖で自宅で怯えていたそうです。

 

笠置シヅ子の娘 亀井エイ子さんについて

1947年6月1日生まれ 2024年現在77歳

母親のシヅ子はエイ子を一般人として育てたので、芸能活動をしているとの情報は確認されていません。

 

亀井エイ子の現在は?

亀井エイ子さんは母親性の亀井なので、現在独身と思われます。

一般人の方なので、お仕事等の情報は得られませんでしたが2021年に一度テレビ出演されています。

その後NHK朝のテレビ小説でブギウギの放送が始まり、母親の笠置シヅ子に再びスポットがあたりその流れで色々なイベントへのゲスト出演や、笠置シヅ子に関する書籍などを監修するなどで活躍されています。このドラマがきっかけで、笠置シヅ子に関連する商品は需要が増えたと思われます。

 

まとめ

亀井エイ子さんは、これまで一般人として静かに暮らして来たと想像できますが、母親をモデルにしたドラマがNHKで放送される事で、自分にもスポットが当たる事となり、良い意味で突如生活が一変したのではないでしょうか?

戦時中から活躍されていた歌手、笠置シヅ子を知らない世代が、このドラマを見て知ったという人も多いと思います。一方ですでに笠置シヅ子を知っているという人にとっては

このドラマは在りし日の昭和の時代を描いているので懐かしく感じたことでしょう。

NHK朝のテレビ小説「ブギウギ」は多くの視聴者にとって大きな影響を与えた事は間違いありません。

また、娘の亀井エイ子さんもこのドラマを通して、母を思い出したりその存在を近くに感じたのではないかと想像します。

これからも亀井エイ子さんの今後の活躍を陰ながら応援し、見守っていきたいと思います。

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